自分クリエイト【10,000冊PJ】

[10000冊PJ〜「好き」で「生きてく」〜本を通じて自活できる人間になる〜というコンセプトで進めていきます!

32冊目(平林:24冊目) 未来の年表

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること
著者:河合雅司   発行日:2017年6月14日
評価:★★★★★
読破冊数:24/100冊(時間:4時間)


◼︎こんな人におすすめ
・医療について学びたい人
少子高齢化問題について学びたい人
・今後の日本についてどうなるか気になる人


◼︎内容紹介
日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか?
人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。

書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。それを明確にしておかなければ、講ずべき適切な対策とは何なのかを判断できず、日本の行く末を変えることは叶わないはずなのに、である。

本書が、その画期的な役目を担おう。
第1部は「人口減少カレンダー」とし、年代順に何が起こるのかを時系列に沿って、かつ体系的に示した。未来の現実をデータで示した「基礎編」である。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として提示した。こちらは、全国の公務員・政策決定者にも向けた「応用編」と言える。

これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書!


<主な内容>
第1部 人口減少カレンダー
2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
・・・ほか

第2部 日本を救う10の処方箋 ――次世代のために、いま取り組むこと
「高齢者」を削減/24時間社会からの脱却/非居住エリアを明確化/中高年の地方移住推進/第3子以降に1000万円給付
・・・ほか

内容(「BOOK」データベースより)
2035年、首都圏も高齢者が激増!「日本を救う処方箋」も本書で提言。
引用先:Amazon


◼︎この本から学んだこと
今後の日本の「少子高齢化」を中心に各年代ごとに、データを比較して未来予想して書かれている。

とくに、興味深いのは日本における問題を著者は4つの課題として取り上げている。
一つ目は出生率の減少、2つ目は高齢者の激増、3つ目は勤労世代の激減に伴う社会の支えての不足、4つ目はこれらが互いに絡み合って起こる人口減少。

少子高齢化」については、医療従事者でなくても一度は聞いたことの問題であると思う。
一度、「少子高齢化」について、まとめたことがあるが、背景にバブルによる所得の減少や女性の社会進出なども背景にあると言われている。
出生率の減少と高齢者の激増は今の日本の人口を激減していく要因と著者は訴えている。

とくに注目すべきと思った点は、2020年と2025年問題である。
2020年は、女性の2人に1人は50歳以上になると予測している。
それ以外でも晩婚化や離婚問題についても問題を取り上げている。

2025年には東京都ですら人口が減少すると書かれている。
都民ファーストでつくる『新しい東京』〜2020年に向けアタ実行プラン〜(2016年)」のデータをもとに説明されており、データの信頼性も感じられる。
東京に不動産を持っている自分にとっては、この時期が売却時期なのかとも思われる。

第2章で、政府の進める4つの解決策として「外国人労働者」、「AI」、「女性」、「高齢者」に対する対策をしているが、著者はすべて否定している。

もちろん否定だけでなく著者が考えている意見を10つ述べているが、面白い点として、「高齢者」と位置付ける現在の定義を見直すという点。
「高齢者」を65歳以上と定義は明確なものがないとされており、70歳や75歳へ引き上げ、労働も可能な範囲で働くというもの。
確かに現在の65歳の方は「高齢者」と位置付けられているが、元気だと思う。
労働力として発揮して日本の社会を回復していくという発想は、今後の日本において考えなければならない問題かもしれない。

人口が減少する中で、元気な日本にするにはどうしたらいいのか考えさせられる1冊でした。


◼︎もくじ
はじめに
第1部 人口減少カレンダー
序 2016年、出生数は100万人を切った
2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
2035年 「未婚大国」が誕生する
2039年 深刻な火葬場不足に陥る
2040年 自治体の半数が消滅の危機に
2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに
2045年 東京都民の3人に1人が高齢者に
2050年 世界的な食料争奪戦に巻き込まれる
2065年~外国人が無人の国土を占拠する
第2部 日本を救う10の処方箋
おわりに 未来を担う君たちへ
結びにかえて